ジェイフロンティア、エアロネクストと地域医療モデル構築 オンライン診療とドローン配送を連携

ジェイフロンティアは7月27日、ドローン物流のエアロネクスト(東京・渋谷区)と業務提携契約を締結したと発表した。オンライン診療・オンライン服薬指導サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」と、エアロネクストが展開するドローンと陸上輸送の物流サービス「SkyHub(スカイハブ)」を連携し、オンライン診療から服薬指導、医薬品配送までをつなぐ地域医療モデルを構築する。

ンライン診療からドローン医薬品配送までを一体化する地域医療モデル
ンライン診療からドローン医薬品配送までを一体化する地域医療モデル

両社は、オンライン診療受診施設とドローン配送拠点「ドローンデポ」を融合した「メディカル・ドローンデポ」を共同で整備する。中山間地域や離島など、医療資源が限られる地域でも、居住地を問わず必要な医療サービスを受けられる環境づくりに取り組む。

今回の提携では、全国のドローンデポをオンライン診療受診施設に拡張し、診療、処方、配送をワンストップで提供する地域医療拠点を整備する。オンライン診療後に処方された医薬品について、必要に応じてドローン配送を組み合わせるサービスモデルを構築する。
自治体、医療機関、薬局、物流事業者と連携し、SkyHubのネットワークを活用した地域医療物流ネットワークも整備する。平時は地域医療を支え、災害や交通寸断時には医薬品輸送を継続できる体制を構築する。

オンライン診療やオンライン服薬指導が普及する一方、処方された薬を患者に届けるラストワンマイルの仕組みは課題として残っており、特に中山間地域や離島では、医療機関への移動や医薬品の受け取りが負担になっている。

両社は、2026年4月の医療法改正で、デジタル技術を活用した地域医療提供体制の整備が進められていることなどを背景に、こうした課題の解決に向けて手を組んだ。

今後は、医療アクセスに課題を抱える地域で実証・社会実装を進め、全国展開を目指す。医薬品配送に加え、検体輸送、医療機器配送、在宅医療支援、災害医療支援などにも対象を広げる。将来的に、AI(人工知能)フライトコントローラーや多数機の同時遠隔自動操縦オペレーションなどの先進技術も活用し、日本発の次世代医療物流プラットホームとして、海外展開も視野に入れている。