ウィーメックス、NICUのオンライン親子面会システムを試験運用 表情解析AIで親子関係形成を検証
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ウィーメックス(東京・渋谷区)は7月29日、リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH(テラドックヘルス)」と、CACホールディングス傘下でAI関連サービスなどを手がけるCAC identity(シーエーシーアイデンティティ、東京・中央区)の表情解析AI(人工知能)システム「心sensor(センサー)」を組み合わせ、神奈川県立こども医療センター(横浜市)のNICU(新生児集中治療室)でオンライン親子面会の試験運用を開始したと発表した。
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「Teladoc HEALTH」を使ったNICUのオンライン親子面会の仕組み
今回の試験運用では、タブレット型の「Teladoc HEALTH Viewpoint(テラドックヘルス・ビューポイント)」をNICUのベッドサイドに3台設置した。対象家族が2週間、スマートフォンやタブレットから時間を問わずアクセスし、高精細な映像と音声で赤ちゃんと面会できるようにした。面会中の映像は保存されるため、後から振り返ることもできる。
「Teladoc HEALTH」は、家族側がスマートフォンやタブレットから自由にアクセスできるため、NICUスタッフが面会のたびにシステムを操作せずに済む。高画質カメラと組み合わせることで、赤ちゃんの表情や肌の色まで鮮明に映し出し、離れた場所からでも臨場感のある面会ができる。
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キャプション案:「Teladoc HEALTH」と「心sensor」連携の仕組み
ウィーメックスでは、NICUに入院中の赤ちゃんと家族が、24時間いつでもオンラインで面会できる環境を整える一方、オンライン面会中の家族の表情を「心sensor」で解析し、感情を定量化・可視化することで、オンライン面会が親子関係の形成や家族支援に与える影響を客観的データで評価する。
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キャプション案:「心sensor」の解析画面イメージ
「心sensor」は、表情や感情を分析するアプリケーション。オンライン面会中の「Teladoc HEALTH」の映像をHDMI経由で解析用PCに取り込み、家族の表情をAIがリアルタイムで解析する。喜び、驚き、悲しみ、怒りなどの感情指標を数値化・可視化し、面会中の表情変化を時系列データとして記録する。
また、面会中のデータと面会後のアンケートを照合・比較することで、感情が大きく動いた場面や、面会の頻度・時間帯と感情変化の関係などを分析する。取得したAI解析データは、オンライン面会の意義や効果を検討するための基盤データとして活用する。
神奈川県立こども医療センターでは、これまで別のシステムを使ってオンライン面会を実施してきた。一方で、映像品質や操作性に課題があり、より高品質で使いやすい環境の整備が求められていた。また、オンライン面会が家族の安心感や親子関係の形成にどのような影響を与えるかを示す客観的データが乏しく、科学的な検証も課題となっていた。
今後は、蓄積したAI解析データを基に、オンライン面会が親子の関係形成に与える影響を検討する。感情指標の時系列データと面会頻度、時間、アンケートを組み合わせ、AIを活用した家族支援の新たな手法として検証を進める。