SPLYZA、3次元動作解析可能な歩行分析計を発売 医療機器で販売開始

3次元動作解析ができる歩行分析計「SPLYZA Motion Medical」

スポーツや医療向けの動作解析サービスを手掛けるSPLYZA(スプライザ、静岡・浜松市)は8月18日、専用のiPad1台で3次元動作解析ができる歩行分析計「SPLYZA Motion Medical(スプライザ・モーション・メディカル)」の製造販売届け出を完了し、一般医療機器(クラスI)として販売を開始したと発表した。リハビリテーションの客観的な動作評価で利用を見込む。

「SPLYZA Motion Medical」は、同社がスポーツや教育分野で展開してきたAI(人工知能)によるマーカーレス3D動作解析技術を医療向けにした製品。大掛かりな機材や患者へのマーカーの装着を必要とせず、iPadを使った専用端末だけで解析ができる。

端末のカメラで患者の動作を撮影すると、運動速度や関節角度、角速度、トルク、身体各部の軌跡や距離などの運動学的なデータを計測・記録。解析結果は数値やグラフで可視化したPDFレポートとして出力可能で、電子カルテへの添付や患者への説明、スタッフ間の情報共有などに活用できる。立ち上がりや歩行などの移動能力を評価する検査「TUGテスト」にも対応する。

解析処理は端末内で完結するエッジ処理で行うため、解析のためのインターネット接続が不要。解析ソフトウエアをあらかじめインストールした専用端末と一体型で販売する。利用者が所有する端末に解析ソフト単体のインストールは行わない。

製品は「D250 平衡機能検査」の「動作分析検査」(250点)に対応。実際の算定可否は対象患者などを踏まえ、自治体、審査機関などの判断によるが、月30名の利用で費用回収が見込めるという。

同社は京都大学大学院医学研究科や東京大学医学部附属病院などと共同研究に取り組んでおり、今後も技術精度の検証・改善を続けていくとしている。