インフォメーション・ディベロプメント、医療画像の個人情報をAIで自動マスキング ツール提供開始
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ITシステム運用のインフォメーション・ディベロプメント(東京・千代田区)は8月7日、AI(人工知能)が医療画像に含まれる個人情報を自動で検出・マスキングする医療機関向けツール「ID-AI Masky(アイディーエーアイマスキー)」の提供を8月から開始したと発表した。
「ID-AI Masky」は医療特有の画像パターンを学習した専用AIが、顔写真の目元やレントゲン写真に含まれる患者番号などを自動で検出しマスキング処理するツール。医療画像に加え、PDFやWord(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)内の画像にも対応し、大量データの一括処理も可能。院内で完結する完全オフライン環境で稼働し、処理データを保持しない。外部にデータを送信せずに利用できる。

慶應義塾大学病院が2024年2月からツールを試験導入。顔写真の目元やレントゲン写真に含まれる患者番号をAIで識別・マスキングする仕組みで、試験導入では、病院内のシステム管理担当者の作業時間短縮や心理的負担の軽減などを確認したという。この試験導入を経て開発を進め、今回、医療機関全般を対象に提供を始めた。
インフォメーション・ディベロプメントによると、医療分野で診療情報や医療画像データの二次利用・分析ニーズが高まる一方、医療現場では個人情報保護の観点から必要な匿名化作業の工数増大や品質のばらつき、情報漏えいリスクの増加などが大きな障壁となっているという。同社は、こうした課題に対応するため、「ID-AI Masky」を開発した。