Medliss、エーアイと産婦人科向け音声AIで経産省・NEDO公募に応募 分娩中の記録を支援
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医療AIを開発するMedliss(メドリス、東京・港区)は11月5日、音声技術を手掛けるエーアイ(東京・文京区)と、産婦人科に特化した音声AI(人工知能)エージェントの開発・実証を経済産業省などに提案したと発表した。タブレットとワイヤレスマイクを使い、医療従事者が分娩(ぶんべん)中に手を止めずに診療情報を記録できる仕組みを目指す。
両社は産婦人科を運営する医療法人社団を応募主体に、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の懸賞金型のAI研究開発プログラム「GENIAC-PRIZE」に共同応募した。AIによる業務改革でエッセンシャルワーカーの人手不足解消を図る公募で、開発・実証の成果に応じて懸賞金が授与される。
提案するAIエージェントは、分娩中に医療従事者の発話から必要な診療情報を整理し、記録の作成や情報共有を支援する対話型AI。AIが記録内容を確認し、不足する情報を医療従事者に追加で確認する機能も盛り込むことで、入力負担の軽減と記録の質の向上を図る。
開発には、メドリスの医療ITシステムの開発・運用知見と、エーアイの音声認識技術、国産基盤モデルを活用。産科特有の専門用語や略語に対応した音声認識技術と、国産基盤モデルによる情報整理・文章生成を組み合わせることで、医療従事者の発話から診療記録の作成までを一体的に支援することを目指す。
データの保存・処理は国内のクラウド環境を基本に、医療情報の安全管理に関するガイドラインを踏まえ、患者の個人情報や診療情報を扱うシステムを構築する。今後は、実際の医療現場での活用を目指し、開発・実証に取り組む考え。