アトラグループ、RBBとロボット販売・導入の新会社 医療などでヒューマノイド活用へ

鍼灸接骨院向け経営支援などを手掛けるアトラグループ(大阪市)は11月4日、産業用ロボットのシステムインテグレーションを手掛けるRBB(山梨・市川三郷町)と、ロボットシステムの販売・導入支援の合弁会社「SIbot(エスアイボット)」を設立したと発表した。新会社はヒューマノイドロボットなどの販売と導入支援をはじめ、ロボット学習用データの収集・生成拠点を整備し、医療・介護現場でのロボット活用を目指す。

SIbotは10月31日に設立した。資本金は1000万円で、アトラグループが51%、RBBが49%を出資する。本社は東京・港区に置く。

新会社では、ヒューマノイドロボットを含むロボットシステムの販売・導入を支援するほか、ロボットの学習用データを収集・生成する「データファクトリー(トレーニングセンター)」を整備・運営する。事業は2026年中の開始を予定する。

データファクトリーでは、ロボットに動作を学習させるための実世界の動作データを蓄積する。まず産業分野での実用化に着手し、将来的には人の身体に接する医療・介護現場で活用できるロボットの開発につながるデータ基盤の構築に取り組む。

アトラグループは、鍼灸接骨院向け経営支援プラットホームの運営や介護関連事業を展開。検査結果を可視化し、AI(人工知能)が所見を提案する「アトラゲージ」も開発・提供する。

一方、RBBは、半導体製造装置や産業用ロボットのシステムインテグレーションを主力に、システムの開発・設計から装置製作までを手掛ける。ヒューマノイドロボットを含むロボットの導入、二次開発、販売の実績も持つ。

両社は、新会社でRBBのロボット技術や調達力と、アトラグループが持つ施術・介護現場の知見や顧客基盤を組み合わせ、ロボットの社会実装を進める計画。