北里大学病院、ユビーの生成AI導入 27年1月から診療記録の集約・文書作成で運用開始
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北里大学病院(神奈川・相模原市)
ユビー(東京・中央区)は9月16日、北里大学病院(神奈川・相模原市)と、医療機関向け生成AI(人工知能)サービス「ユビー生成AI」を提供する契約を締結したと発表した。同院は、2027年1月の電子カルテのハードウエア更新に合わせて利用を開始する。生成AIで複数の診療記録からの情報集約や文書作成を行い、医療従事者の業務負担軽減を図る。
「ユビー生成AI」は、文章生成、音声認識、画像認識、RAG(検索拡張生成)を活用した文章検索など、複数のAI機能を利用できるサービス。電子カルテ端末に加え、スマートフォンやタブレットでも利用できる。
北里大病院では、退院サマリーや看護退院サマリーの作成、診療情報提供書(紹介状)の文字起こし・要約、診療情報提供書や診断書の作成などで活用する。インフォームドコンセント(IC、十分な説明と同意)の要約や、患者の訴え、客観的な情報、評価、計画に分けて記載するSOAP(主観、客観、評価、計画)形式の記録での利用も見込む。
同院は、電子カルテに蓄積された医師や看護師の記録から必要な情報を探し、整理して文書にまとめる作業が負担になっていた。今回、電子カルテのハードウエア更新を機に、AIで文書作成を支援する仕組みを整える。
導入では、ユビーの生成AIの定型文作成に加え、複数の診療記録から必要な情報を集約し、要約や文章生成まで行える点、DWH(データウエアハウス)を経由して電子カルテとデータ連携する方式で、導入負担や費用を抑えられる可能性、退院サマリー、看護退院サマリーなど、幅広い業務シーンでの活用可能性を評価した。
北里大病院は、1971年の開院以来、神奈川県相模原市を拠点に、特定機能病院・地域がん診療連携拠点病院(高度型)として高度医療を提供する。病床数は1125床(一般病床1083床、精神病床42床)。
導入後は、データ連携による情報参照や転記作業の負担軽減を進めるとともに、音声録音・文字起こし機能の活用も検討する。生成AIで業務を効率化し、医療従事者が患者と向き合う時間の確保につなげる。