pipon、カルテ作成支援AIに「診療メモ機能」追加 音声で拾えない情報も反映
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生成AI(人工知能)開発支援のpipon(ピポン、東京・豊島区)は7月22日、医療カルテの生成支援AIサービス「VoiceChart(ボイスチャート)」で、診療中に入力したメモを音声と合わせてAIがカルテに統合する「診療メモ機能」を追加し、提供を開始したと発表した。小児科や訪問看護など、音声だけでは診療情報を記録しきれない現場での記録漏れを減らす。
「VoiceChart」は、診療中の会話をAIが自動で文字起こしし、SOAP(主観、客観、評価、計画)形式のカルテや紹介状などを作成できるサービス。今回追加した「診療メモ機能」は、音声で話した内容に加え、診療中に入力したメモもAIがまとめて解析し、カルテへ自然に反映する。
これまでは、診療中の会話をAIが記録し、カルテや紹介状を作成していた。一方で、医療機関では、身体所見、患者の表情や様子、医師の所感、検査結果など、あえて口に出さずにカルテへ残したい情報もある。「診療メモ機能」は、こうした情報を一言のメモとして入力すれば、AIが文章化や清書を担う。
小児科では子どもの泣き声や複数人が同時に話す場面、訪問看護ではテレビや家電などの生活音で、音声認識が難しく、診療後に補足や修正が必要になるケースがあった。
新機能は、こうした環境で音声情報を補完できるほか、音声で伝えていない内容や診療中の気付きを自由にメモできる。AIが音声データと診療メモを統合してカルテを作成するため、コピー・アンド・ペーストをせずに、必要な情報をカルテに反映できる。
同社は、「音声+メモ」のハイブリッドにより、診療環境や記録スタイルを問わず、記録の抜け漏れを減らせるとしている。生成後の追記・修正を減らし、診療後のカルテ修正時間の短縮にもつなげる。