medimo、診療録作成支援AIが電子カルテ3社の端末から直接利用可能に
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医療AI(人工知能)スタートアップのmedimo(メディモ、東京・港区)は6月11日、AIを活用した診療録作成支援サービス「medimo」が、ビー・エム・エル、EMシステムズ、島津メディカルシステムズの電子カルテシステムで、ネットワーク接続制限の例外承認(ホワイトリスト登録)を受けたと発表した。
対象となる電子カルテは、ビー・エム・エルの「Qualis(クオリス)」「Qualis Cloud」「MedicalStation(メディカルステーション)」、EMシステムズの「MAPs(マップス)」、島津メディカルシステムズの無床診療所向け統合型電子カルテシステム「SimCLINIC (シムクリニック)T4 Cloud」。EMシステムズの一部旧型製品は対象外で、ビー・エム・エルの「MedicalStation」は開通設定作業が必要になる。
「medimo」は、音声入力とAI要約技術により、診療録作成を支援するサービス。今回の承認で対象の電子カルテ端末のブラウザから、メディモのサービスサイトに直接アクセスできるようになる。診察の録音からAIによる要約生成、要約結果をカルテに転記するまでの作業を、同じカルテ端末で行える。「medimo」は電子カルテとは独立したウェブアプリケーションで、要約結果は医師が確認したうえでカルテに転記する。
対象製品を利用する医療機関では、インターネット接続用の別端末や、データ転送のための専用USBデバイス、専用ブリッジソフトの導入が不要になる。カルテ端末でサービスを利用できるようになるため、画面に表示された既往情報を参照しながら、当日の診察内容に応じた要約・記録を作成しやすくなる。
メディモによると、医療機関では、患者情報の保護のため、電子カルテ端末から外部サイトへのアクセスをネットワークフィルターなどで制限する運用が一般的という。そのため、AI記録ツールを使う場合は、カルテ端末とは別にインターネット接続用スマートフォンやタブレットの用意や、記録データを手作業で転記する必要があった。
同社は、今回のホワイトリスト登録は、医療機関や電子カルテメーカーが求めるセキュリティー基準への対応が評価されたと説明している。医療情報の安全管理に関する国内指針への準拠、ISMS認証の取得、入力データをAI学習に利用しない仕組み、AWS国内リージョンでの運用などに取り組んでいるという。