Arteryex、PHR「パシャっとカルテ」にAI相談機能 医療情報の整理と活用を支援
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医療情報プラットホーム事業などのArteryex(アーテリエックス、東京・千代田区)は6月29日、生活者が保有するPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)データとAI(人工知能)を組み合わせ、医療情報の理解や整理、活用を支援するサービスを開始したと発表した。PHRを利用し、生活者起点の医療データ活用を推進する。
具体的な取り組みとして、「パシャっとカルテ」にAI相談機能を搭載した。AI相談機能は、ユーザーがアプリ内に登録した健診結果、検査結果、お薬情報などをもとに、医療情報の理解や気になる点の整理を支援する機能。プレミアムプランと家族マックスプランの会員向けに提供する。
アーテリエックスによると、PHRは、健診結果や検査結果、お薬情報、日々の健康記録など、生活者本人にとって重要な医療・健康情報だが、記録・保存するだけでは十分に価値を発揮しにくく、内容を理解し、日々の健康管理や医療者とのコミュニケーションに活用することが課題になっているという。
同社は、PHRデータとAIを組み合わせることで、健診結果や検査結果の内容理解、お薬情報や過去の医療情報の整理、受診前に医師へ伝えたい内容の整理、医療者とのコミュニケーション支援などにつなげる。一方で、AI相談機能は、AIが医師に代わって診断や治療方針を示すものではなく、医療情報の理解や相談内容の整理の支援と位置付けている。
「パシャっとカルテ」は、散らばりがちな医療情報をスマートフォンで管理できるPHRアプリ。健康診断結果、検査結果、お薬情報などを撮影・登録し、アプリ内で一元的に管理できる。アップルのiOSの「ヘルスケア」やグーグルのアンドロイド向け「ヘルスコネクト」との連携、医療費の領収書管理、血圧・体重・体温などの日々の記録にも対応する。
今後は、生活者本人への価値提供に加え、製薬企業、ヘルスケア企業、医療介護領域、在宅医療、研究領域などでのPHRデータ活用の可能性も検討する。疾患啓発での情報提供や理解支援、患者インサイトの把握支援、受診前の情報整理支援、研究領域での生活者起点の医療データ活用などを見込む。
PHRデータの活用では、利用者本人の同意、適切なガバナンス、セキュリティーを前提とする。製薬企業などとの連携可能性を検討する場合も、利用者本人の同意を前提に、個人が特定されない集計・匿名化された情報の活用など、適切な管理体制のもとで進める。