厚労省、地域医療構想の重点支援区域で山形県「村山」と広島県「広島」追加
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厚生労働省は10月10日、地域医療構想の実現に向け、国による助言や集中的な支援を行う「重点支援区域」で、山形県の「村山構想区域」と広島県の「広島構想区域」を選定したと発表した。
厚労省は、重点支援区域の過去8回の選定で13道県21区域を選定しており、今回が9回目となる。具体的な医療機能再編などの対象となる医療機関名は、山形県構想区域が、山形県立河北病院、寒河江市立病院、西川町立病院、朝日町立病院。広島構想区域は、県立広島病院、JR広島病院、中電病院、広島がん高精度放射線治療センター(HIPRAC)、舟入市民病院、土谷総合病院。
「地域医療構想」は、高齢化や人口減少などの社会変化を踏まえて、医療機関の機能分化や連携を進める取り組み。厚労省では、実現に向け、「重点支援区域」や「再編検討区域」を設定し進めている。
「重点支援区域」は、診療実績データ分析し、医療機能の再編や病床数を減らす病院を支援する制度。選定された場合には、医療機能の再編に必要な医療機関のデータ分析などの技術的支援と財政支援を国から受けられる。