pipon、AIカルテ作成支援サービスがIT導入補助金2025に採択
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AI(人工知能)医療支援サービス開発のpipon(ピポン、東京・中央区)は6月9日、AIを活用したカルテ作成支援サービス「ボイスチャート」が、経済産業省がIT導入補助金2025の支援事業者に採択されたと発表した。
「ボイスチャート」は、医師と患者の診察時の会話を録音し、AIが自動的にSOAP(主観、客観、評価、計画)形式のカルテテキストを生成するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)。
診察会話を高精度でテキスト化する音声の書き起こし機能や、過去のカルテデータを簡単検索・参照の履歴確認機能、紹介状や診断書などの自動生成機能、医師の診療スタイルに合わせてカスタマイズ可能なプロンプト登録機能、診察内容の確認・検証ができる音声再生機能を提供する。
今回、IT導入補助金2025にサービスが採択されたことで、医療機関は「ボイスチャート」の導入費用の最大2分の1の補助を受けることが可能になる。
ピポンでは、従来コスト面で導入をためらっていた中小規模の医療機関でも、IT導入補助金活用で初期投資を大幅圧縮し、AIカルテ作成の効率化を実現でき、医師がより患者に集中した診療の提供が可能になるとしている。