イトーキ、自動入出庫と監査支援一体化の調剤薬局向け薬剤自動ピッキングシステム発売へ
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薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」(イメージ)
イトーキは10月23日、メディカルフィールズ(兵庫・神戸市)と、薬剤の自動入出庫装置と監査支援システムを一体化した薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」を共同開発したと発表した。2025年4月から販売する。
「DAP with MediMonitor」は、小型ロボットで薬剤トレーを入出庫する自動ピッキングシステム。レセプト(診療報酬明細書)コンピューターにデータを入力するだけで、該当する薬剤のトレーが自動で運搬され、入出庫口から取り出せる。
また、AI(人工知能)の学習機能で一定期間の実績データに基づいて庫内薬剤トレーの配置を最適化が可能。メディカルフィールズの薬剤師が監修した調剤監査支援システムも搭載しており、調剤ミスを防止する。
8つの入出庫口を備え、複数の薬剤の同時監査が可能。作業完了を待つことなく次の薬剤のピッキングが行える。入出庫口の処理状態の識別や視認性も向上させた。入出庫口と作業スペースを機器本体サイズ内に収めることで省スペース化を図っており、入出庫の処理スピードや作業性を損なわず、限られたスペースで設置できる。