健康サロン、調剤薬局向け在庫共有プラットホーム無償提供 地域薬局間の医薬品融通を支援

調剤薬局向けの在庫共有プラットホーム「在庫共有システム/コネクトサポート」

調剤薬局向け業務支援クラウドサービスなどの健康サロン(東京・渋谷区)は5月12日、調剤薬局向けの在庫共有プラットホーム「在庫共有システム/コネクトサポート」の無償提供を開始したと発表した。近隣薬局間で医薬品在庫を可視化し、融通し合うための基盤で、2026年度の調剤報酬改定で新設の「地域支援・医薬品供給対応体制加算」で求められる、ほかの薬局への医薬品分譲や供給不安時の在庫薬局照会対応などの体制整備を支援する。

「在庫共有システム/コネクトサポート」は、地域薬局間の医薬品の偏在解消や、不動在庫の削減、急な処方への迅速対応を支援する在庫共有・マッチング基盤。今回、「在庫共有会員」を新設し、同社の調剤薬局向け業務支援クラウドサービス「あなたの薬局」のユーザーでなくても参加できるようにした。利用料は、初期費用、月額費用、成約手数料も不要。

主な機能は、レセコンのCSVマッピング、自店舗在庫一覧と共有・出品管理、近隣店舗在庫検索、会計レポート機能を備える。既存のレセコンや在庫管理システムを変更せずに利用でき、日本薬剤師会の薬局向け調剤システム連携共通仕様「NSIPS(エヌシップス)」に対応する。商品名やGS-1コードでの検索、距離フィルターによる近隣店舗の絞り込みもできる。

同社では今回の無償化と機能拡充により、新サービスの導入予定数は開始時点で1万店舗を超え、来夏には2万店舗超のネットワークに拡大する見通しとしている。同時に、参加薬局の増加によって、在庫マッチングの精度や成立確率の向上も見込む。