薬剤師の73.4%がAmazonファーマシーと大手ドラッグストアの提携は業界に影響と回答、イヤクル調査

イヤクル(北海道・枝幸郡)は8月19日、「Amazonファーマシーの処方薬オンライン対応開始に関する意識調査」の結果を発表した。調査は7月30日から8月5日にかけて、医薬品ロス解消プラットフォーム「イヤクル」ユーザーとX(旧Twitter)の薬剤師78名を対象に行われた。

調査結果によると、Amazonの処方薬オンライン販売の認知度は97.4%だった。

また、73.4%がAmazonファーマシーの参入が薬局業界に何らかの影響を与えると予想した。

Amazonファーマシーの参入によって、最も影響を受けると思われる薬局の立地については、43.6%が大病院前と回答し、利便性向上へのニーズが高まっていることを示す結果となった。

同調査結果から、Amazon薬局のオンライン対応開始が薬局業界に大きな変化をもたらす可能性が高いことが示された。特に、大病院前の混雑した薬局や、若年層・デジタルネイティブな患者層が大きな影響を受けると予測される。

一方で、かかりつけ薬局としての役割強化や、対面での丁寧な服薬指導など、既存薬局ならではの価値提供の重要性も明らかになった。