ゼロシステム、院内物流に医療材料DB・MR安全性情報を連携 機器管理とMRI検査前の確認を支援

医療システム開発のゼロシステム(熊本市)は10月23日、院内物流管理システム「ZERO Supply(ゼロサプライ)」に医療材料情報とMRI(磁気共鳴画像装置)検査時の安全性情報を取り込む新システムを開発したと発表した。システムは、相澤病院(長野・松本市)が9月から先行導入した。

「ZERO Supply」は、医療材料や医療機器などの入庫、保管、払い出し、使用記録を管理するシステム。今回、医療向けデータベースを手掛けるメディエ(東京・中央区)の医療材料データベースに含まれる「メディエ・データ」と、医療機器のMR適合性検索システム「Nextant(ネクスタント)」の情報を連携した。

「メディエ・データ」との連携では、医療材料のGS1コードを読み取り、物流システムから電子カルテ、医事システムまでの登録・記録を支援する。使用した材料を患者や症例、ロット番号・シリアル番号と関連付けて記録し、リコール時には対象製品を使用した患者を確認できる。

外部インターネットに接続できない院内ネットワークでも、医療材料の製品情報やMR安全性情報の参照が可能。別のオンライン環境で確認した内容を紙や院内システムへ転記する手間を減らし、材料管理とMRI検査前の確認を効率化する。

「Nextant」との連携では、患者に使用した医療機器とMR安全性情報を関連付け、検査時の使用条件などを機器ごとに確認が行える。電子カルテから患者IDを引き継いで確認画面の起動が可能。院内で使用した機器に加え、他院で留置された機器も製品名や型番、商品コードなどから検索・登録できる。

ゼロシステムでは今後、相澤病院での運用を通じて、医療材料管理と検査前確認の支援機能の改善に取り組む。