富士フイルム、外科用Cアーム透視診断装置「CALNEO CROSS Slim」発売 X線管球部をスリム化
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外科用Cアーム型X線透視診断装置「FUJIFILM DR CALNEO CROSS Slim」で透視撮影をしている様子
富士フイルムは9月10日、外科用Cアーム型軽量X線透視診断装置「FUJIFILM DR CALNEO CROSS Slim(カルネオクロススリム)」を発売したと発表した。X線管球部の横幅を現行機の55%にスリム化し、手術中のポジショニング(位置決め)の自由度を高めた。富士フイルムメディカル(東京・品川区)を通じて販売する。
外科用Cアームは、整形外科手術などで患部の状態をX線で透視し、動画を確認しながら手術を行うための装置。骨折の整復や脊椎固定術など、患部を大きく切開しない低侵襲治療で活用される。
「CALNEO CROSS Slim」は、2021年に発売した機種「FUJIFILM DR CALNEO CROSS」の軽量・コンパクト設計やワイヤレス操作を継承した新モデル。本体重量は約249kgで、開口部83cmの広幅Cアームを採用。限られた設置スペースでも扱いやすく、手術中に患部へ装置を近づけやすくした。

X線管球部の幅を従来の330mmから180mm、最小部では160mmに縮小し、手術台などとの干渉を抑えながら装置を配置しやすくした。オプションのフットスイッチや、透視画像を表示するモニターカートとは無線で接続でき、ケーブルを気にせず移動・操作できる。
X線管球部の管球熱容量を現行機の1.5倍となる900kHUに高め、X線透視が可能な時間を延長した。X線静止画撮影モードには対応しない。
X線検出部のパネルホルダーは着脱可能で、10×12インチ、14×17インチ、17×17インチの3サイズのカセッテDR(デジタルX線画像診断装置)に対応する。手術や手技に応じて検出器のサイズを選択できる。
操作パネルやハンドスイッチなど、頻繁に手が触れる部分には、富士フイルムの抗菌コート技術「Hydro Ag+(ハイドロエージープラス)」を施し、衛生面にも配慮した。