東京メディカルクリニック、アイ・オー・データの医用画像参照ディスプレー導入 患者説明の質向上

橋本和大・東京メディカルクリニック事務長(右)

アイ・オー・データ機器(石川・金沢市)は6月24日、東京メディカルクリニック(東京・北区)が、医用画像参照用ディスプレー「MediCrysta(メディクリスタ)」を診察室に導入したと発表した。MRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)などの診断画像の患者への説明時に活用し、分かりやすい解説と診療の質向上につなげる。

医用画像参照用ディスプレー「MediCrysta(メディクリスタ)LCD-MDQ271A」
医用画像参照用ディスプレー「MediCrysta(メディクリスタ)LCD-MDQ271A」

導入したのは、「MediCrysta」の3.6MP医用画像参照用27型ワイド液晶ディスプレー「LCD-MDQ271A」。医用画像をモニターで正しく表示するためのグレースケール(白黒階調)の国際標準規格「DICOM Part 14」に準拠した階調表現に対応し、医用画像を見やすく表示できる。

東京メディカルクリニックでは、患者説明用の画像表示を中心に使用する。これまでは、読影用の高輝度ディスプレーを使用していたが、診察室で患者に画像を見せながら説明する用途では、読影用ほどの高性能機器でなくても十分な画質を確保できると判断した。「MediCrysta」は、医用画像参照用として十分な輝度を備え、MRIやCT、内視鏡画像などを見やすく表示できるという。

内視鏡画像ではカラーでクリアに表示が可能で、既存の読影用ディスプレーと比べても説明用途では遜色ないとしており、患者が目の前の大画面で画像を確認しながら症状を理解できるため、説明の説得力向上につながっているという。

また、既存の23型ディスプレーから27型の大画面に置き換えたことで画面が大きくなり、患者が画像を確認しやすくなった。縦向きにして医用画像と予約システムなどを同時に表示する運用もできる。診察室では、患者が見やすい位置に設置し、周囲のディスプレーと組み合わせて使用している。

東京メディカルクリニックは、東京都北区を拠点とする総合健診・医療機関。人間ドックや企業健診を中心に、複数の診療科を設ける。併設する健診センターで所見が見つかった受診者に診療科の受診を促し、早期発見・早期治療につなげることを目指している。

今後は、患者説明の機会がある診察室を中心に、読影用ディスプレーから「MediCrysta」への置き換えを進める。内視鏡室や人間ドックのフロアへの展開も検討し、医用画像を活用した分かりやすい説明と院内設備の整備を進める。