富士通、プログラム医療機器の製造受託を本格化 基盤ビジネスも視野に、開発から運用まで支援

(左から)新田剛・CPG商社卸事業本部食品製薬デリバリ事業部第五システム部部長、大塚正文・CPG商社卸事業本部ライフサイエンス事業部事業部長、濱永省吾・CPG商社卸事業本部ライフサイエンス事業部マネージャー

富士通がプログラム医療機器(SaMD)の製造受託サービスを本格化する。治療補助アプリや画像診断支援ソフトウエアなどの開発を支援する。2025年9月には、受託第一号のプログラム医療機器が厚生労働省から製造販売承認を得た。医療アプリ開発ベンチャーのDTアクシス(東京・渋谷区)のうつ病治療補助アプリ「リフトンD」とみられる。

デジタル治療(DTx、デジタルセラピューティクス)の市場は今後拡大する見通し。同社は電子カルテ事業で得た医療分野の業務知見やシステム開発のノウハウを生かした受託開発体制を武器に、SaMD事業への参入を目指す製薬企業や医療ベンチャーを獲得する。(取材:医療テックニュース編集部)

2017年の引き合いが端緒に

富士通がプログラム医療機器の製造受託事業をスタートしたのは2017年。受託第一号となる企業からの問い合わせがきっかけだ。当時、アカデミアで研究開発されていたスマートフォンの治療アプリを、医療機器として商品化したいという相談だったという。 …