IPA、日本医療情報学会と提携 医療分野のサイバーセキュリティー人材育成を加速
掲載日:
情報処理推進機構(IPA)は12月1日、日本医療情報学会(JAMI)と、医療分野のサイバーセキュリティー人材の育成で相互協力協定を締結したと発表した。
両者は、協定を通じて、IPAが運営するサイバーセキュリティー対策人材の国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」の活用機会の拡大、JAMIが育成と認定を行う医療情報の管理専門職「医療情報技師」のサイバーセキュリティー対応力強化に取り組む。
医療情報は、病歴などの機微性の高い情報を含む患者の個人情報で適切な管理がされないと、患者の生命、身体の安全に直接影響を及ぼす可能性がある。
一方、中小の病院ではセキュリティー知見を持つ人材や財源が不足している。また、特にランサムウェアなどに攻撃よる医療機関の被害が問題視されており、医療セキュリティー人材の確保が急務になっているという。こうした背景から、IPAとJAMIによるとは医療分野のセキュリティー人材の拡大で手を組むことにした。