サイリーグHD、事前契約インシデント対応サービスで医療機関向けソリューション追加
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サイバーセキュリティー事業を手掛けるサイリーグホールディングス(HD)(東京・港区)は10月14日、セキュリティ監視サービスなどのS&J(同)と共同開発したセキュリティーソリューション「CyLeagueサイバーレジリエンス・パッケージ」に、医療機関向けソリューションを追加し、11月から提供を開始すると発表した。料金は「エントリープラン」が年間で税抜265万円、「スタンダードプラン」は365万円。
医療機関向けサービスは、病院がサイバー攻撃やシステム障害を受けても診療を継続できる体制を確保するための事前契約型インシデント対応ソリューション。ベースに、統合セキュリティ会社のSYNCHRO(東京・千代田区)の「KATABAMI VDP(自動脆弱性診断)」と「KATABAMI CRA(バックアップ)」を採用した。
サイバー攻撃を受けた有事は、インシデント初動対応支援や、外部専門家が復旧プロセスを伴走する「インシデントハンドリング支援」を行う。平時は、セキュリティーカルテの作成や更新・定例会による助言、年4回の状況確認と脅威インテリジェンス提供、月次の自動脆弱性診断・レポート、オンラインバックアップサービスを提供する。
サイリーグHDでは、今後も医療機関などに向け、診療や事業の継続を守るサイバーレジリエンスのサービスを展開していく方針。