パーソルクロステクノロジー、バリオセキュアと提携でセキュリティー対策サービス拡充

パーソルホールディングス(HD)傘下でテクノロジーソリューション事業のパーソルクロステクノロジー(東京・新宿区)は9月24日、マネージドセキュリティサービスなどのバリオセキュア(東京・千代田区)と業務提携し、医療機関向けサイバーセキュリティー対策サービスを強化すると発表した。

パーソルクロステクノロジーは提携を通じて、サイバーセキュリティー対策アセスメントで医療機関の規模や課題に合わせた対策計画の立案から対策実行のサポートと、バリオセキュアの統合型セキュリティー、データバックアップ、エンドポイント保護などのサービスを組み合わせ、インターネット経由の不正アクセスに対するセキュリティー対策を支援する。対策アセスメントは「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」と「令和7年度版医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」に基づいて実施する。

提携で医療機関向けセキュリティー対策の一貫提供が可能に
提携で医療機関向けセキュリティー対策の一貫提供が可能に

具体的には、セキュリティー対策アセスメントの「セキュリティ健康診断サービス」、対策計画の立案と実行支援のコンサルティング、統合型セキュリティー、バックアップ、エンドポイント保護の不正アクセス対策を提供する。バリオセキュアとの提携で診断から計画・実行、運用までを支援できる医療機関向けの包括的なセキュリティーサービスが可能になったとしている。

同社では医療業界でのサイバーセキュリティ対策では、専門人材の不在が要因で厚生労働省の立ち入り検査への不安や、漠然としたセキュリティー対策に対するコスト投資の不安といった課題があるとしており、新たなサービスで医療機関のセキュリティー対策の課題解決と支援につなげる。