プリペアード、医療向けUTMの導入が200施設を突破
掲載日:

オフィス機器コンサルティングのプリペアード(東京・中央区)は4月21日、同社が提供する、イスラエルのセキュリティー企業のチェック・ポイントの医療機関向けUTM(統合脅威管理)を導入する病院が4月に200施設を突破したと発表した。
チェック・ポイントのUTMは、ファイアウォール、IPS、アンチウイルスなど複数の機能を統合し、ネットワーク全体の防御力を高めたセキュリティーアプライアンス。
プリペアードによると、患者情報や診療データを扱う医療機関は、サイバー攻撃の対象として狙われやすく、近年はランサムウエアや標的型攻撃が多発し、診療業務の停止や情報漏えいのリスクが高まっている。そのため、堅牢なセキュリティー対策のニーズが急増し、UTM導入が選択肢の1つとなっているという。
こうした背景を受け、同社は、中小規模の医療施設が、限られたリソースでも運用できるセキュリティー製品を求めていることが、導入数と増加につながったと分析。導入した医療機関からは、電子カルテや画像データへの不正アクセスを防止し、患者情報の保護レベルと院内ネットワーク全体の安全性の向上、1台で複数機能を統合した構成のため、機器管理や設定作業の簡素化が実現し、IT担当者の負担軽減と運用コストの最適化につながるといった声が寄せられているという。
同社では今後、導入支援に加え、運用支援、教育、定期診断など包括的なセキュリティーサポートの強化を進めているとしている。