フォトシンス、成田富里徳洲会病院がスマートロック後付入退室管理を全棟規模導入

成田富里徳洲会病院(千葉・富里市)

フォトシンス(東京・港区)は9月26日、成田富里徳洲会病院(千葉・富里市)が、スマートロック後付け型入退室管理システム「Akerun(アケルン)入退室管理システム」を、全棟規模の入退室管理ソリューションで導入したと発表した。

「Akerun入退室管理システム」は、ドアに貼り付けるだけのスマートロックと、スマートキーで使うICカードやアプリで、入退室管理を行うクラウドサービス。スマートフォンやICカードでの施錠や解錠に加え、ウェブ管理ツールやアプリからの入退室履歴の確認、遠隔での施錠と解錠、鍵権限の付与とはく奪など、クラウドで鍵の権限管理や入退室管理ができる。

成田富里徳洲会病院は、人の往来が多い駅前にある施設のため、特に夜間の施設への不正な侵入防止、入院患者の離院や離棟防止のための職員用エリアと入院病棟エリアの厳格なゾーニング、一般来院者が往来するエリアにある検査室や書類保管庫などのセキュリティーが課題となっていた。

入院病棟の自動ドアに導入されたシステムのコントローラー
入院病棟の自動ドアに導入されたシステムのコントローラー

今回の入退室管理システム導入することで、外部からの不正な侵入防止、入院患者の離院や離棟を防止するためのゾーニング、一般来院者エリアに面する薬剤室や書類保管庫などのセキュリティー強化を図った。

導入後には、外部からの不正な侵入を24時間の体制で防止可能になったほか、厳格なゾーニングで入院患者の離院や離棟を防げるようになった。加えて、検査室や個人情報を保管する書類保管庫で役職や担当業務に応じた解錠権限を設定することで厳格な入退室管理とセキュリティーを確保した。

さらに、後付け型のシステムだったことで、フロア替えやレイアウト変更などが多い病院で施設運営の柔軟性が向上し、従来の有線式入退室管理システムよりも低コストでセキュリティー体制を構築できたとしている。