日本ラッド、医療現場のユーザー管理省力化に役立つ次世代型認証ソリューション提供
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日本ラッド(東京・港区)は6月23日、分散型ID技術の米インディシオの国内正規代理店・技術パートナーとして、次世代型認証ソリューション「Proven Auth(プルーブンオース)」の提供を開始したと発表した。
「Proven Auth」は、利用者が自身のデジタルIDを管理する「自己主権型ID(SSI)」と、一度のログインで複数のサービスを利用できる「シングルサインオン(SSO)」の技術を組み合わせた、分散型認証ソリューション。

ユーザーはユーザー名やパスワード不要で、持ち運び可能なデジタルIDを使ってさまざまなサイトにログインが可能。サイトに表示されるQRコードの読み取りを行うだけで、暗号技術に基づいた「検証可能な認証情報」を使用した、安全で迅速なログインが行えるようにした。
認証情報はユーザー自身のスマートフォンに保持される。そのため、プライバシー保護の観点からも強力な選択肢となり、分散型であることでプライバシーに対する追跡懸念も解消できるという。日本ラッドでは医療、金融、行政、教育などでの利用を見込む。医療の場合は現場でのユーザー管理の簡素化や省力化に役立つとしている。