宏福商事、医療DX支援サービス開始、HPKIカードリーダーなど提供
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宏福商事が提供するACSの「ACR1255U-J1 Bluetooth対応 NFCリーダー」
貿易業などを手掛ける宏福商事(東京・荒川区)は8月16日、日本総代理店を務める香港のAdvanced Card Systems(アドバンスドカードシステム、ACS)の「HPKIカード(医師資格証)」の読み取り機(カードリーダー)などを提供する医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の支援サービス事業を開始したと発表した。
「HPKIカード」は医師や薬剤師が電子処方箋を発行したり閲覧したりするのに必要なカード型のセキュリティートークン。デジタル証明書、秘密鍵、パブリック鍵を格納。医療データのセキュリティー確保やデジタル署名、多要素認証などの機能を備えており、患者情報を安全に管理する。
宏福商事ではHPKIカードの読み取り機でACSのICカードリーダー「ACR1255」を提供する。外出先でのスマートカード利用を容易にするBluetooth接続機能を搭載。ISO14443タイプAとBのスマートカード、MIFARE、フェリカ、ISO18092規格に準拠しており、最大で424Kbpsでの読み書きが可能。日本医師会電子認証センターでHPKIカード動作も確認している。
そのほか、「ACR1552U USB NFCリーダーIV」も用意する。13.56MHzの非接触技術を搭載し、CCIDとPC/SCに準拠したカードリーダーで、最大848kbpsの通信機能と内蔵SAMスロットを備える。非接触型トランザクションのセキュリティー強化のためのキー多様化と相互認証に対応する。