丘の上在宅診療所、セイコーの電子同意サービス導入 紙書類削減とBCP強化に活用

セイコーグループのシステムソリューション事業を担うセイコーソリューションズ(千葉市)は2月25日、丘の上在宅診療所(大阪・吹田市)が、「電子同意サービス(コンパクトイン医療機関向けプラン)」を採用し、正式運用を開始したと発表した。

「電子同意サービス」は、医療機関向けに特化した、同意書や契約書の作成・締結・保管をデジタル化するクラウドサービス。厚生労働省が策定した「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版」に準拠しており、すべての同意書にタイムスタンプと電子署名が自動で付与される。

丘の上在宅診療所は、通院が困難な患者向けに在宅医療を主に提供する。同診療所では、これまで紙で保管していた同意書や診療情報提供書などをデジタル保管に移行することで、紙書類の保管スペース削減や医療情報システムのガイドラインに準拠した安全な管理体制を構築するため、サービスを導入した。

また、災害発生時の紙書類の紛失・毀損(きそん)リスクを回避しBCP(事業継続計画)の強化も目的としてクラウドサービスを利用することにした。さらに、紙書類のファイリングや検索・取り出し工数を削減し、患者と向き合う時間の創出も見込む。

今後は書類のデジタル化によって、在宅医療で不可欠な外部の訪問看護ステーションなどとの連携で、情報共有の迅速化と事務負担の軽減を図るとしている。