NeoX、薬局業務支援基盤に来局患者の服薬指導を別店舗の薬剤師がビデオ通話できる新機能
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調剤薬局など向けにAI(人工知能)ソリューションを開発するNeoX(ネオエックス、東京・渋谷区)は11月17日、AIとクラウドを活用した薬局業務支援プラットホーム「スマート薬局」に、来局した患者の服薬指導を、他店舗の薬剤師がリアルタイムのビデオ通話で実施できる機能「LIVE服薬指導」を搭載したと発表した。

「LIVE服薬指導」は、店舗間をつないで薬剤師が服薬指導を行う一方で、来局した患者は、受け渡し店舗内に設置された端末から通話に参加することで、店頭と同じ感覚で説明を受けられる機能。受け渡し店舗で撮影した薬情や処方薬の画像は、そのまま管理店舗の薬剤師と共有できる。
薬剤師は、画面に直接書き込みを行いながら説明を行えるため、患者が分かりやすい従来の対面運用に近い形で案内ができる。機能は、依頼、画像確認、通話開始までを一続きで操作できるようにすることで、薬剤師の作業を妨げず、実用的に運用できる設計にした。
ネオエックスによると、薬局の服薬指導は、薬剤師の配置に左右されやすい業務で、繁忙店では対応が遅れ、反対に落ち着いた店には余力があるといった状況も少ないという。同社では、LIVE服薬指導を活用することで、こうした偏りを店舗間で補い合い、薬局の人員不足や繁忙時の対応遅延を解消できるとしている。