EMシステムズ、クラウド薬局業務支援システムのBCP機能を強化

EMシステムズは9月24日、クラウド型薬局業務支援システム「MAPs for PHARMACY(マップス・フォー・ファーマシー)」と「MAPs for PHARMACY DX(マップス・フォー・ファーマシー・ディーエックス)」で、新しいBCP(事業継続計画)機能の開発に着手したと発表した。薬局などがシステムを安心して利用できる環境を強化する。

「MAPs for PHARMACY」は、電子薬歴とレセコン一体型の薬局向けクラウド薬局業務支援システムで、薬局内外を問わず、電子薬歴の閲覧や操作が可能。電子処方箋やオンライン服薬指導などにも対応する。

一方、「MAPs for PHARMACY DX」も電子薬歴とレセコン一体型の薬局向けクラウド薬局業務支援システム。処方箋集中受付機能やAI(人工知能)が病名を推論したり、服薬指導文を提案したりする薬剤師の業務支援機能などを備える。

EMシステムズはBCP機能で、自然災害やサイバー攻撃などでてITシステムやデータの問題発生時に、迅速に復旧を行う「ディザスタリカバリサービス」を提供しているが、切り替えに一定の時間がかかっていた。今回、従来の復旧サービスに加え、サーバーへのアクセスが不調となった際に現場の判断で即座に切り替え、薬局の窓口業務を継続できるBCP機能を開発する。新機能の提供は2026年2月を予定している。