MG-DX、薬局遠隔接客AIエージェントで接客対話AIの患者検知や会話の機能を強化
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サイバーエージェント子会社で医療AI(人工知能)事業のMG-DX(東京・渋谷区)は7月17日、薬局特化型の接客AI(人工知能)エージェント「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」で、接客対話AIのアップデートを実施すると発表した。
「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」は、サイバーエージェントのAI研究組織「AI Lab」が開発したAI「Escort AI(エスコートエーアイ)」の自律対話技術を搭載する。今回のアップデートでは「患者検知とタイミング」と「会話設計」の機能を更新した。
「患者検知とタイミング」は、トラッキング技術をアップデートし、患者の位置や動きをより正確に把握し、AIが状況に応じて最適なタイミングで声掛けや対話を行えるようにした。遠くにいる患者には自然にあいさつを行い、近くではより親密なコミュニケーションを提供し、心地よい接客体験につなげる。
「会話設計」では、AIの対話アルゴリズムを改良し、患者との会話で人間らしい抑揚や間合いの表現を可能にした。温かみのある自然なやりとりが行えるため、話しかけたくなるAIエージェントを実現したという。
MG-DXでは、今後も「AI Lab」との連携を強化し、研究開発を進めながら、薬局現場のAIエージェント活用場面の拡大を目指しすとしている。