MG-DX、薬局接客AIエージェントで会員証タッチで受付完了する機能の提供開始

サイバーエージェント子会社で医療AI(人工知能)事業のMG-DX(東京・渋谷区)は7月1日、薬局特化型の接客AI(人工知能)エージェント「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」で、オンライン調剤サービス「薬急便(やっきゅうびん)」の会員がAI無人受付の操作を簡略化できる機能「薬急便タッチ受付」の提供を開始すると発表した。

「薬急便タッチ受付」は、薬急便に会員登録することで、薬局に設置したAI無人受付端末に会員証をタッチするだけで、氏名や生年月日、ジェネリック医薬品の希望、お薬手帳の有無などの必要情報が自動的に連携される機能。AI無人受付で必要だった個人情報の入力が不要となり、数秒で受付が完了する。薬局は必要な情報を確実に把握できる一方、患者は複雑な操作をすることなく、ストレスなく受付ができる。

MG-DXによると、「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」は、患者自身が受付を完了することで、薬局の待ち時間の短縮や、薬局スタッフの業務負担軽減するソリューションとして、多くの薬局で導入される一方、高齢の患者などが操作が煩雑なためサービスを使わないという課題が顕在化しているという。そこで、同社では「使いやすさ」と「省力化」の両立で、AI無人受付をどのような患者でも直感的で負担なく利用できる新機能を開発した。