MG-DX、薬局接客AIエージェントで店舗混雑状況表示と他店舗案内の機能を追加
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サイバーエージェント子会社で医療AI(人工知能)事業のMG-DX(東京・渋谷区)は6月23日、薬局特化型の接客AI(人工知能)エージェント「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」で、薬局店舗の混雑状況表示と混雑状況に応じた同一チェーン他店舗案内の機能を追加すると発表した。7月下旬から提供を開始する。
「店舗混雑状況のリアルタイム表示」と「近隣店舗の混雑状況の一覧表示案内」の機能を提供する。

「店舗混雑状況のリアルタイム表示」は、AI無人受付端末に待ち時間や待ち組数などの混雑状況を表示。来局時に患者がひと目で状況を把握できるようにした。一方、「近隣店舗の混雑状況の一覧表示案内」では、店舗が混雑している場合に、同一チェーンの近隣薬局の混雑状況を自動表示し、すいている店舗を案内する。
また、「受付情報の引き継ぎ機能」も追加した。他店舗に移動した場合に、受付時に登録した情報を自動連携することで、患者が再受付や症状の説明が不要になる。移動先店舗のスタッフも来局前に情報を把握できるため、業務負荷の軽減にもつながるとしている。
新機能の利用には「薬急便モバイルオーダー」の導入が必要。MG-DXでは、今回の機能追加で、薬局に設置したAI無人受付端末で混雑状況を可視化できるようになることで、特に複数店舗を展開する調剤薬局チェーンでは混雑店舗への来局集中を防ぎ、店舗間での稼働バランスを平準化が可能になり、患者と薬剤師にとって快適で効率的な運用が実現できるとしている。