おかぴファーマシーシステム、LINEで処方せん薬の宅配を開始

TOPPANホールディングス(HD)のグループ会社、おかぴファーマシーシステム(東京・千代田区)は、処方せん薬の宅配サービス「とどくすり」でのLINE版の提供を7月10日から開始したと発表した。

「とどくすり」は、ウェブサイトから調剤や配達に必要な情報を薬局に送信することで、オンラインで服薬指導を受け、送料とサービス料が無料で処方せん薬を自宅で受け取れるサービス。処方せん薬の調剤、ビデオ電話を使った服薬指導は、直営薬局やい提携薬局の薬剤師が行う。2020年3月から提供する。

「とどくすり」のLINE版のメニュー画面
「とどくすり」のLINE版のメニュー画面

LINE版では、会員登録や申し込み、とどくすり運営事務局からのメッセージ受け取り、オンライン服薬指導、料金決済など一連の操作がLINEのIDのみで利用できる。利用時には、LINE内でブラウザーが立ち上がり、処方せんの送信、薬剤師とのビデオ通話、料金決済などが可能で、ほかのアプリからのアクセスしなくて済む。また、LINEのユーザーは新たにアプリをダウンロードの必要がない。

おかぴファーマシーでは今後、LINEを使用した薬剤師との連携や、生成AI(人工知能)を活用したカスタマーサポート、健康情報の配信など、サービスの拡充を図っていく考え。