日本調剤、AzitのAI配車サービス活用し大阪市内で処方薬の即日配送を開始

ラストワンマイル配送のデジタル支援サービスを手掛けるAzit(アジット、東京・港区)は4月28日、日本調剤(東京・港区)が、AI(人工知能)配車サービス「DeliveryX(デリバリーエックス)」を活用し、大阪市内の一部地域で、処方薬の即日配送サービスを開始したと発表した。

「DeliveryX」は、AIを活用し、物流やSCM(サプライチェーンマネジメント)の課題を解決するサービス。ウーバーダイレクトなどの全国約20万台の配送ネットワークを利用し、最短翌日から、全国47都道府県での配送体制構築する「マーケットプレイス(AI配送手配)」、稼働中の配送員に対しリアルタイムで配車割り当てや配送ルート生成を行い、配送業務を効率化する「AI自動配車」、リアルタイムで配送状況を配送手段や車両を問わず一元化と可視化して管理する「AI配送管理」などの機能を提供する。機能は自由に組み合わせて利用が可能。

今回のサービスでは、日本調剤の阿波座薬局(大阪市)で対面やオンラインで服薬指導後に、「DeliveryX」で利用者の自宅宅などに処方薬を即日で配送する。スマートフォンで診療と服薬指導が受けられるため、利用者は自宅や外出先で薬を受け取れる。

Azitでは、大阪市内での展開を皮切りに、今後は全国展開を目指すとしている。