OZ、保険薬局チェーン向けに同一法人で処方箋送信と入力代行が可能なサービス開始

医療システム開発のOZ(オズ、東京・新宿区)は11月28日、保険薬局チェーン向け処方箋の遠隔入力サービス「Pas-IS(パシーズ)」の提供を開始したと発表した。

「Pas-IS」は、保険薬局の運営支援で開発した、処方箋を送信する店舗と、処方箋入力代行する店舗を同じ法人内で行える処方箋の入力サービス。店舗から処方箋を送る仕組みと、代行入力をする他店舗が処方箋を受け取る仕組み、付随サービスで構成する。

利用イメージ
利用イメージ

具体的には、処方箋の送信店舗は、受け付けた処方箋を写真かスキャナーでデータ化し代行入力側に送信。受け手側の店舗は、送信された処方箋を受け取り、代行入力を行う。

処方箋を送信する店舗の画面(iPhoneの例)
処方箋を送信する店舗の画面(iPhoneの例)

サービスはレセプトコンピューターを介さないため、すべてのメーカーのレセプトコンピューターで利用が可能。データは集計や、CSVのファイルをダウンロードもできる。

入力代行する店舗の処方箋画像の受信画面
入力代行する店舗の処方箋画像の受信画面

また、処方箋を受信する代行入力側は、複数の店舗から受信することを想定し、処方箋の絞り込みや優先順を指定ができるようにした。

オズでは、医療事務の専門スキルを持つオペレーターが処方箋を入力する代行サービス「ふぁーもっと」を提供するなかで、チェーン薬局内で完結したいとの要望がユーザーから多く寄せられたことから、新サービスを提供することにした。