ソラミチシステム、クラウド電子薬歴システムにAI音声入力機能を搭載
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調剤薬局システム開発のソラミチシステム(東京・新宿区)は10月9日、クラウド電子薬歴システム「CARADA(カラダ)電子薬歴 Solamichi(ソラミチ)」に、生成AI(人工知能)のチャットGPTを活用したAI音声入力機能「corte(コルテ)」を追加し、提供を開始すると発表した。
「corte」は薬剤師と患者の服薬指導の会話を生成AIが要約とテキスト化し、自動で薬歴に反映する薬歴入力支援ツール。テキストは「SOAP(主観的情報、客観的情報。評価、計画)」形式で自動生成する。生成では薬歴に不要な会話は自動でカットするほか、方言にも対応。処方日数や残薬数などの数値や病名、薬名も入力する。PC、タブレット、スマートフォンで利用できる。累計300店舗を超える薬局で導入されているという。
「CARADA 電子薬歴」での「corte」機能は、システムの録音ボタンを押すだけで使用できる。要約したテキストは自動で薬歴に反映する。薬剤師は、生成された内容を確認し、必要事項の補足修正もできる。処方データと過去の指導履歴から指導内容を表示する機能「指導ナビ」と併用することで、薬歴作成業務の時間短縮に加え、服薬指導の質の向上にも役立てられる、
「CARADA 電子薬歴 Solamichi」は、患者の症状や薬剤の処方内容、指導履歴などを記録できるクラウド型の電子薬歴システム。処方時に薬剤飲み合わせをチェックする機能や、患者への服薬指導内容のナビゲーション機能などを搭載する。