スギ薬局、店頭でアバター利用したリモート接客サービス開始
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VR(仮想現実)やAI(人工知能)を活用したバーチャル店員システム事業などを行うkiwami(キワミ、東京・千代田区)は9月24日、スギ薬局が、リモート接客ソリューションを利用した遠隔アバター接客を一部店舗で開始したと発表した。ドラッグストアで遠隔アバター接客の導入は初という。
今回、アバター遠隔接客サービス「アプリカウンター」をスギ薬局の店舗にテスト導入し開始した。「アプリカウンター」は、スギ薬局のアプリの相談窓口として、スマホへのダウンロード方法、ポイントカード連携や、クーポンの使い方などの操作説明を、遠隔地にいるオペレーターがアバター越しに接客するサービス。
サービスでは専門チームが遠隔応対することで店頭スタッフのトレーニングと接客応対負荷を低減しながら、来店客への訴求を図る。キワミによると、システム導入で、問い合わせ対応時間を、従来より4分の1程度まで短縮し、解決率も30%以上向上したという。
「アプリカウンター」は、オリジナルアバター「xR Cast(エックスアールキャスト)」と、アバター接客システム「xR Cast HoloPhone(エックスアールキャスト・ホロフォン)」を利用して運用する。「xR Cast HoloPhone」は、コンシューマーの接客に特化したシステム。アバターと実写モードを利用シーンに合わせて選択が可能で、画像や動画などを活用して顧客の案内が行える。店舗はインターネット環境とタブレット、オペレーターはPC端末を用意するだけで利用を開始できる。