アクシス、クラウド電子薬歴がアサイクルの薬局向けピッキング監視アプリと連携

クラウド電子薬歴のアクシス(東京・千代田区)は9月20日、クラウド電子薬歴システム「Medixs(メディクス)」が、アサイクル(石川・小松市)の薬局向けピッキング監査システム「PICKING GO(ピッキングゴー)」とシステム連携を開始したと発表した。

「Medixs」での調剤監査情報の表示画面
「Medixs」での調剤監査情報の表示画面

「Medixs」はクラウドを使った電子薬歴システム。患者の基情報や処方内容、服薬指導など必要な情報を1画面上で確認可能、カスタマイズや店舗間のデータ連係もできる。監査機能も搭載する。一方、「PICKING GO」は、専用機器が不要で、スマートフォン1台で、スキャンや監査、記録が可能な薬局向けピッキング監査システム。複数端末で同時にピッキングも可能。

今回の連携で、「PICKING GO」の調剤監査情報が「Medixs」にリアルタイムで共有され、薬剤師は薬歴情報を基にピッキング作業の確認や調整を行うことが可能となる。自動監査機能も利用可能で、確認作業の効率化と調剤プロセスのスピード向上も図れる。

2社は連携で、薬歴管理とピッキング監査がシームレスに連携し、調剤ミス削減と業務の流れがスムーズに行えるほか、詳細な調剤情報から、薬剤師がより正確な服薬説明が可能になり、患者が安心して薬を受け取れるとしている。また、調剤業務の効率化で、患者の待ち時間が短縮される効果も見込む。今後は、薬歴とピッキング情報の統合で、薬剤師の業務負担を軽減し、限られた人材でも質の高い医療サービスが提供できる体制の構築を提供していく方針。