タカゾノ、高速で一包化調剤が可能な錠剤監査支援装置付き全自動錠剤包装機

錠剤監査支援装置付き全自動錠剤包装機 Eser(左:ES-M130J4、右:ES-144J4)

医療・薬科機器メーカーのタカゾノ(大阪・門真市)は9月4日、画像認識システム「Pre-VIEW(プレビュー)」を搭載した全自動錠剤包装機「錠剤監査支援装置付き全自動錠剤包装機 Eser(イーサー)」の販売を開始すると発表した。

「錠剤監査支援装置付き全自動錠剤包装機 Eser」は、従来の一包化調剤が可能な全自動錠剤包装機「全自動錠剤包装機 Eser」の小型タイプ「ES-M130J4」と「ES-144J4」の2機種に、AI(人工知能)を活用した画像認識システム「Pre-VIEW」を搭載した、錠剤の一包化から錠剤監査までを行う全自動錠剤包装機。日立チャネルソリューションズ(東京・品川区)と共同開発した。

「Pre-VIEW」の監査結果イメージ

機器は本体内蔵の高精度カメラで、錠剤を一包単位で撮影し、AIを使った画像解析技術で高い精度での識別が可能。錠剤の数のカウントだけではなく、「大きさ」「色」「刻印」を画像マスタと照合し、薬品種も識別する。半透明で検出しにくい薬剤も、画像解析で検出精度を向上した。また、独自開発の撮像モジュール搭載し、錠剤が重なりにくい処理を施し、個々の錠剤を判別しやすくした設計を採用することで、撮影から分包までの高速搬送を実現した。