MICIN、通院専用キャッシュレス決済サービスにAIが会計や処方箋送付する新機能

オンライン医療事業を手掛けるMICIN(マイシン、東京・千代田区)は9月19日、通院専用キャッシュレス決済サービス「クロンスマートパス」で、新機能「AIクイック会計機能」を搭載したと発表した。

「クロンスマートパス」は、医療機関の受付や会計をスマートフォンで行える通院専用のキャッシュレス決済サービス。患者が事前に登録したクレジットカードから会計が自動決済されるため、医療機関は会計時の現金受け渡しやカードの差し込み、暗証番号入力依頼などの作業が不要となる。

新機能の「AIクイック会計機能」は、診察後にタブレットで患者の処方箋や領収書などを撮影するだけで、AI(人工知能)が患者を自動判別し、処方箋、領収書、会計金額を自動で紐(ひも)づけ、入力する機能。手入力などの作業を省ける。

機能は、電子処方箋にも対応。電子処方箋を希望した場合、処方箋は事前に指定された薬局に送付されるため、処方箋の受け取りが発生せず診察後にそのまま帰れる。医療機関も、処方箋原本の紙での受け渡しが不要となる。また、調剤完了の通知がLINEやメールで届くため、薬局で待たなくて済む。

MICINは今後も、サービスのアップデートを重ね、医療機関と患者にとって使いやすい医療サービスを提供するとしている。