ウィーメックス、岡山大、三宅医院と無痛分娩での遠隔医療システムの有用性を検証
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共同研究で使用するウィーメックスのリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH(テラドックヘルス)
ウィーメックス(東京・渋谷区)は5月27日、岡山大学、三宅医院(岡山・岡山市)と、遠隔医療システムを利用した、無痛分娩(ぶんべん)での医療現場の業務効率化とコミュニケーション強化の共同研究を開始したと発表した。
共同研究では、ウィーメックスのリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH(テラドックヘルス)」を岡山大学病院と三宅医院に導入し、医師や助産師の業務効率化と妊婦との円滑なコミュニケーション強化の有用性を検証する。

「Teladoc HEALTH」の導入前後での変化を、「麻酔科医の待機時間の変化」「助産師とのコンタクト数の変化」などの評価項目でアンケート調査を通じて、定量と定性の両面から評価する。また、麻酔科医、助産師、妊婦、それぞれに対するアンケート結果から、システム導入の効果と課題を多角的に分析する。2025年4月~2026年3月まで実施する。
ウィーメックスでは、「Teladoc HEALTH」が、上下左右やズームの遠隔操作が可能な高画質カメラや、遠隔地の医師が現場と画面を共有し所見を伝えられるアノテーション(映像・画像へのタグ付け)機能を備えることから、麻酔科医の駆け付け判断の効率化、医療従事者の業務負担軽減、助産師と妊婦とのコミュニケーションの質的な向上に役立つとみている。