ファストドクター、くすりの窓口と業務提携で患者の処方薬の受け取り利便性を向上

ファストドクター(東京・渋谷区)は2月17日、オンラインで処方薬の受け取り予約や電子お薬手帳サービス「EPARK くすりの窓口」を運営するくすりの窓口(東京・豊島区)と、業務提携契約を1月31日に締結したと発表した。

今回の業務提携で、患者は、オンライン診療の受付時に夜間や休日を含め、営業中の「EPARK くすりの窓口」に加盟する全国の薬局をリアルタイムで確認し、受取時間を指定できるほか、調剤の準備状況の通知を受け取れ、体調不良時の待機負担を減らせる。一方、「EPARK くすりの窓口」の加盟薬局は、対応が難しい処方箋を受け取るリスクの低減や業務負担の軽減、効率的なオペレーションを図れる。

ファストドクターは、提携医療機関と連携し24時間365日対応の内科、小児科、皮膚科、アレルギー科、精神科、心療内科のオンライン診療サービスを提供。処方薬の受け取りでは患者が受付時に希望する薬局を選択し、提携医療機関から処方箋をインターネットファクス経由で送信する。

しかし、特に夜間や休日は対応可能な薬局が限られ、臨時休業や店舗情報の更新がリアルタイムで反映されないケースもあるため、患者が希望の薬局で処方薬を受け取れないことや、薬局に即時対応が困難な処方箋が送信されることが課題となっていた。

同社では、その解決でくすりの窓口と組むことにした。「EPARK くすりの窓口」は、全国の約3割の薬局と連携し、店舗情報が反映されるほか、処方箋ネット受付サービスによる、薬局での待ち時間短縮が可能。そのため、提携を通じて、サービスを連携することで、患者が受け取りたい時間に営業する薬局を正確に選択が可能になり、薬局側の業務負担も軽減されるとしている。