ギンガシステム、新潟・長岡市がオンライン診療でテレビ会議システム「LoopGate」導入

長岡市のオンライン診療車

テレビ会議システムなどを手掛けるギンガシステム(大阪市)は2月14日、新潟県長岡市がオンライン診療のビデオ通話システムにテレビ会議システム「LoopGate(ループゲート)」を導入したと発表した。

長岡市は、中山間地域の医師不足対策で、長岡中央綜合病院と山古志診療所をビデオ通話でつなぐ「オンライン診療」を2023年1月に開始。また、同年11月には患者の自宅近くまで移動できる医療用車両「オンライン診療車」も導入した。

一方で、オンライン診療のビデオ通話は、従来のウェブ会議システムでは操作性や音声の遅延、映像の乱れがあり、スムーズな診療が困難なことが課題となっていた。そこで、リモコンで容易に操作が行え、高品質で安定したビデオ通話が可能なギンガシステムのテレビ会議システムに移行した。導入後は効率的に診療が行えるようになった。

長岡市は山古志地域を含む11の地域があり、今後は、ほかの地域でもオンライン診療を展開していく方針。また、看護師が患者の隣について行う機器操作などのサポートを、患者が1人でオンライン診療を受診できるようにすることも検討する。