アナムネ、オンライン診療「おうち病院」で「オンライン不眠症外来」を開始

医療サービスを手掛けるアナムネ(東京・中央区)は1月23日、オンライン診療サービス「おうち病院」の特化型外来で、不眠症の診療サービス「オンライン不眠症外来」を開始すると発表した。

「オンライン不眠症外来」とは、「おうち病院」のオンライン診療を基盤に、病院に出向くことなく不眠症状のケアと薬処方が可能なサービス。おうち病院の前述のケースに対応し、受診時ごとでゼロから問診票を入力する手間を省き再受診しやすい機能を活用。オンライン診療での継続的な不眠症状のケアと薬の処方を利用できるようにした。

受診は保険適用が可能。「おうち病院」が提携する全国で約6900店の調剤薬局と調剤併設型ドラッグストアで薬が受け取れる。また、処方薬の自宅宅配サービス「おくすりおうち便」を利用すれば東京都内なら当日に受け取ることが可能。東京都以外でも翌日以降での自宅で受け取れる。

「不眠症」は、入眠障害(寝つきが悪い)、中途覚醒(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)、早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)などの睡眠の問題があり、その結果、日中に倦怠(けんたい)感や意欲低下、集中力低下、抑うつ、頭重、めまい、食欲不振などの生活に支障がある不調症状が出現する病気。アナムネによれば、女性に多いことが知られており、現代の一般成人の約30~40%が何らかの不眠症状があることからに「国民病」といえる状況にあるとしている。