KDDIとファストドクター、血液検査後のフォローで医師のオンライン受診相談開始
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KDDIと医療支援プラットホームを手掛けるファストドクター(東京・渋谷区)は9月30日、KDDIの血液検査サービス「スマホdeドック」で、自治体や企業、健康保険組合向けに「オンライン受診相談サービス」の提供を開始すると発表した。第一弾で、香川県高松市が10月1日からサービスを始める。
「スマホdeドック」は、血液検査セットとウェブサービスを組み合わせ、自宅にいながら一般的な健康診断と同等の血液検査ができるサービス。
「オンライン受診相談サービス」は「スマホdeドック」の付加サービスで提供。「スマホdeドック」を使った血液検査で有所見となった利用者に対して、ファストドクターの提携医療機関の医師がビデオ通話を使ったオンラインでの受診相談と、必要に応じた受診勧奨を行う。
サービスは「スマホdeドック」と連携しており、要検査や要精密検査などの指摘を受けた利用者に対しては、健康状態の説明や適切な診療科の案内、治療の疑問解消などを実施。対面受診が必要と判断された場合には診療情報提供書を発行し、地域の医療機関につなげる。
通院困難等で対面受診が受けられない場合は、ファストドクターの「生活習慣病オンラインサービス」を案内する。さらに、経過観察の対象者には保健師が保健指導するほか、一定期間の受診が確認できない対象者にはリマインドを行うことで治療からの離脱を軽減するなど、多角的なサポートを継続して行う。