たなか内科医院、佐渡島で皮膚科の「来院型オンライン診療」開始 看護師が受診支援

たなか内科医院での皮膚科「来院型オンライン診療」の様子

オンライン診療プラットホーム運営のクラウドドクター(大阪市)は8月28日、たなか内科医院(新潟・佐渡市)で実施している皮膚科の「来院型オンライン診療」で、診療時間や対応症状、予約から処方箋受け取りまでの流れを公開したと発表した。患者は自身のスマートフォンやPCを操作せず、看護師の付き添いのもとで島外の皮膚科医によるオンライン診察を受けられる。診療は8月3日に開始した。

佐渡島では、島内唯一の皮膚科開業医が7月末に閉院し、皮膚科の受診機会維持が課題となっていた。たなか内科医院では、地域の調剤薬局グループ、島外の皮膚科医、同社などが連携し、同医院を受診の入口とする仕組みを整えた。

「来院型オンライン診療」では、患者が同医院の受付窓口または専用電話で予約し、予約日時に来院する。その後、看護師が専用の診察室に案内して画面や機器を操作する。診察にはMUSVI(ムスビ、東京・品川区)のテレプレゼンスシステム「窓」を活用する。診察中も看護師が患者の隣で医師とのやりとりを支援する。

診察後は院内で会計を行い、処方箋を受け取る。診療時間は月曜日と金曜日が午後2時~5時、水曜日が午後1時~4時。受付は診療開始の30分前から診療終了の30分前までとしている。

湿疹やかぶれ、アトピー性皮膚炎、ニキビ、じんましん、ヘルペスなどに対応する。直接の処置や高度な検査が必要な重症のやけど、巻き爪、外傷、いぼの外科的治療、水虫の初期診断などは対応できない場合があるという。対面診療が必要と判断した場合は、地域の医療機関や基幹病院につなぐ。

たなか内科医院は地域の受診窓口となり、オンラインで対応できる症状は島外の皮膚科医が診察する。処置や詳しい検査が必要な場合は地域の医療機関につなぎ、それぞれの役割を生かして佐渡島の皮膚科診療を補完する。