楽天、お薬手帳アプリで調剤薬局に処方薬のオンライン服薬指導と配送受付機能を提供
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調剤薬局予約・お薬手帳アプリ「楽天ヘルスケ アヨヤクスリ」
楽天グループは5月13日、調剤薬局予約・お薬手帳アプリ「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」で、調剤薬局に処方箋医薬品(処方薬)のオンライン服薬指導と配送受付機能の提供を開始したと発表した。
調剤薬局は、サービス開発の工数や新規の機材負担が不要で、PCが一台あれば、低コストで新機能を導入できる。新機能を活用することで、薬局は処方箋の内容を事前に把握して余裕をもった調剤が可能となり、業務効率向上と混雑緩和につなげることが可能になるという。
加えて、楽天会員ユーザーであれば、すぐに利用できるアプリのため、70を超える楽天のサービスを通じた新規ユーザーの流入が見込めるほか、お薬手帳へ処方薬情報を登録したユーザーに楽天ポイントを進呈するなどのサービス提供を通じて、かかりつけ薬局としてユーザーとの関係構築を図れる。サービスは、薬局検索、処方薬の薬局受け取り予約、オンライン決済といった機能も提供する。
処方薬の自宅受け取りを希望するユーザーは、「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」上で対応薬局を選択後に処方箋を送付し、配送先住所やオンライン決済情報などの必要事項を入力してオンライン服薬指導の希望日時を予約。アプリ上で服薬指導を受けた後に決済が完了すると、調剤薬局から必要な処方薬が発送され、自宅で受け取ることができる。特定の薬局のお気に入り登録も行える。
「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」は、2024年4月に調剤薬局で処方薬の受け取り予約ができるサービスの提供を開始。2024年8月からは、楽天が運営する調剤薬局「ヨヤクスリ薬局」でオンライン服薬指導と処方薬の自宅配送に対応した。