TXPメディカル、がん患者向けのスマホ問診サービスを開始

「ありがとうサポート」の画面イメージ

医療データサービスのTXP Medical(TXPメディカル、東京・千代田区)は9月10日、がん患者問診プラットホームのスマートフォンサービス「ありがとうサポート(ありサポ)」を開発し提供を開始したと発表した。

「ありサポ」はlスマートフォンを利用し、プログラムされた質問に回答することで、日々の体調記録や医療機関に提出するための問診を行えるサービス。ウェブブラウザー上で利用できるため、アプリのインストールや更新が不要。

抗がん剤治療中の体調を、患者が医療従事者に正確に伝えることは難しい場合が多いが、サービスで回答した副作用問診の結果は、「Grade(異型度)」という客観的な評価に置き換えるため、医療機関と連携できる。患者も同じ問診をした他者の統計値などと比較が可能。自身の体調をより客観的に評価しやすくなると効果があるという

サービスは、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「統合型ヘルスケアシステムの構築」の研究開発活動の一環で、がん研究会有明病院が監修し開始した。