ファインデックス、病院間で医療情報をオンライン共有できる「PiCls Connect」開始
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ファインデックスは10月24日、病院間で医療情報の共有が行えるオンラインサービス「PiCls Connect(ピクルスコネクト)」を開発し、病院とクリニックに提供を開始したと発表した。
「PiCls Connect」は、医療情報交換の国際標準規格「HL7 FHIR」を利用し、医療機関同士が患者の紹介時にやり取りする紹介状や検査画像などの医療情報を、オンラインで安全に共有できるサービス。
同社の医療文書作成サービス「DocuMaker Cloud(ドキュメーカークラウド)と利用すれば、紹介先の医療機関に渡す診療情報提供書(紹介状)の作成と送付が行える。厚生労働省が進める「電子カルテ情報共有サービス」とも連携する。
ファインデックスでは、これまでの紙やCD、DVDを使った紹介情報の受け渡しがなくなり、医療従事者の負担が軽減するとしている。また、オンライン上で事前に紹介患者の情報をやり取りできるため、患者来院前に受け入れ準備が可能になり、院内での待ち時間が短縮するなどの患者満足度の向上にもつながるという。サービスは、千葉大学医学部附属病院が、すでに導入しており、運用を始めている。