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ニューハート・ワタナベ国際病院、心臓疾患の相談に即時回答する生成AIチャット導入

ニューハート・ワタナベ国際病院(東京・杉並区)

ニューハート・ワタナベ国際病院(東京・杉並区)は11月12日、心臓疾患の相談にリアルタイムで回答する生成AI(人工知能)を活用したチャットボット「ニューハートAI」を、10月30日から病院の公式ホームページに導入したと発表した。心臓外科専門病院では、国内初という。

「ニューハートAI」は、患者からの心臓疾患についての不安や治療、手術費用などの質問に、24時間365日で自動応答する。セカンド・オピニオンの相談にも対応する。AIが応答しきれない相談は、医師が直接フォローする。利用料は無料。

ニューハート・ワタナベ国際病院では、これまでも無料メールとLINEを使った相談サービスを提供しており、心臓病に悩む成人から寄せられる相談や質問に対応してきた。

今回の生成AI導入は、相談のハードルをさらに下げるための取り組みで、「誰に聞けばいいのかわからない」「小さな疑問だけれど専門医に相談したい」「忙しいドクターにメールで相談するのは躊躇(ちゅうちょ)してしまう」などと考える患者が気軽に相談できる最初の窓口として提供する。